回顧2021
2021年の振り返りと、お気に入り作品のまとめ。
【アニメ】
・配信サービスは、主に「Amazonプライムビデオ」を利用中(必要に応じて「Netflix」「dアニメストア」を併用。)
・今年は例年ほどアニメ視聴意欲がわかず、代わりにNetflixで韓国ドラマを観てみたりした(『梨泰院クラス』『D.P. -脱走犯追跡官-』『イカゲーム』など)。
・『スーパーカブ』第1話……静かで落ち着いた雰囲気が魅力的だった。実際、冒頭3分間にはセリフが無く、冒頭6分間では主人公は誰とも会話をしなかった。教室で聞こえてくる生徒同士の会話は、主人公にとっては環境音でしかなさそうで、孤独な雰囲気が良いなと思った。
静かという点では、劇伴の慎重な使い方にも好感を持った。第1話ではおそらく主人公の気持ちが安らいでいない時間には音楽が流れない。この法則性により、主人公がスーパーカブとの相性の良さを予感したり、乗車時間を楽しんでいる雰囲気が音の面からも味わえた。こういう静かな雰囲気のアニメも良いものだ。
・『シン・エヴァンゲリオン劇場版』……TV版の放映開始前から注目していたアニメファンのひとりとして、ついに完結してよかった。
・『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』……『王立宇宙軍』を初めて観た時のような、「新しいアニメ」のインパクトを感じた。
・『漁港の肉子ちゃん』や『サイダーのように言葉が湧き上がる』といった、「これは自分向けの映画ではないだろうな」と思いつつ観に行ったら、やっぱり自分向けではないものの、意外と満足感があったアニメ映画があった年だった。
【ゲーム】
・SwitchとPCを利用。PS4はあまり使わないので今年処分した。OculusQuest2を購入した。
・PC『Overwatch』……発売5周年を迎えたが、まだ遊び続けている。若干飽きてきたので、『2』が待ち遠しくはある。しかしながら、27インチゲーミングディスプレイを購入後、新境地を開拓。これまで苦手意識が強かったダメージヒーローでも、活躍できるようになった。ディスプレイのおかげでエイム能力が向上したのね。なので、最近は「ソルジャー76」をよく使っている。あんなに苦手だったのに、我ながら意外な変化である。あと、今年のトピックとしては、ブリザード社のセクハラ問題の影響でマクリーの名前が変更になったりしましたね。
・Switch『スーパーマリオオデッセイ』……購入したのは数年前。導入部の演出を子ども向けっぽく感じて、長年放置。そして今年。YouTubeのSwitchソフト紹介動画で勧めている人が多かったので再プレイ。そしたら、とても面白かった。敵に乗り移って操る仕組みも楽しい。ファミコン時代のレトロなビジュアルを演出として取り入れたステージもあり、大人だからこそ感動できる要素もあった。高評価にも納得である。
・Switch『Road 96』……僕はウォーキングシミュレーターが好きだ。敵に邪魔されず、フィールドを歩き回って物語を体験するのが好きだからだ。だが、このジャンルには弱点がある。イベントとイベントを繋ぐ中間地点では何も起こらない。その無風地帯をひたすら歩いて移動するのがダルい点だ。それを避けるために、映画の編集のように、何も起こらない部分をカットして対処する作品もある。だが、それだと空間の連続性が薄れて、スケール感が損なわれる。その点を、このゲームは上手く解決した。ポイントをつなぐ長距離移動はバスやオートバイで自動的に行われ、特に散策させたいポイント内でのみウォーキングシミュレーターになるシステム。これなら連続性を維持しながら、ダルい移動はせずに済む。そのシステムに好感を持った。また、厳重な警戒網をかいくぐって独裁国家の国境を越えるゲーム体験もスリリングでよかった。ただ、ひとつ残念なことに、登場人物に魅力が乏しく、肝心の物語にそこまで夢中になれなかったのが惜しかった。
・PC『Inscryption』……『ファミ通』の『無慈悲な8bit』で勧められていたので購入。暗く不気味な雰囲気、ゲーム内世界と現実が入り交じる感覚、手に汗握るカードバトルが印象に残った。
・Switch『真・女神転生V』……未クリア。序盤で、中国の地母神「女媧」が西洋の天使を殺しまくる場面があり、「現代の世界情勢っぽい!」と思った。
映画
・今年は「アカデミー作品賞の受賞映画で、まだ観ていない作品を観る」をテーマに配信でいろいろ観たりした。
・『グリーンブック』……配信で観て気に入った。黒人差別の風潮が根強いアメリカ南部を、黒人ピアニストが演奏ツアーで回る。そこにイタリア系移民の雇われ運転手が同行。長時間一緒に行動するうちに、考え方の異なる者同士が理解を深め合っていく話。
音楽
・映画館で最新映画を観た後に、サントラをSpotifyですぐに聴くことができるのが便利だった。『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』『ラストナイト・イン・ソーホー』など。あと映画じゃないけど、『ラブライブ!スーパースター』の歌もよく聴いたかな。
その他
・コロナの影響で各種イベントが中止になったり、ロフトのトークイベントを配信で観ることができるようになった。そのため、今年は一度も東京に行かなかった。冬コミは開催されたが、あまり遠出する意欲がわかず、参加せず。
・藤津亮太さんのメルマガで連載していた水池屋さんの原画集レビューが最終回を迎えたので、配信番組にゲスト出演した。
・Clubhouseは、業界人のオフレコトークを聞くのが面白かったのだが、アプリの利用者層が一変して、あっという間にブームが過ぎ去った。
・ほぼ月1のペースでZOOM雑談会を開催して、遠隔地の友人との雑談を楽しんだ。