bono1978の雑記BLOG

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展覧会

『エゴン・シーレ展』感想

上野の東京都美術館に『エゴン・シーレ展』を観に行った。 僕的にはあまり馴染みのない画家なのだが、名前だけは、アニメの画の話題にときどき現れるので、意識していた。最近だと、『Newtype』2023年2月号でアニメーターのなかむらたかしさんが話題にしてい…

『みほとけのキセキ ー遠州・三河の寺宝展』感想

重要文化財の仏像10体を含む寺宝展。遠州~三河地方にまたがる地域に焦点を当てた初の展示とのこと。招待券をもらったので観に行ってみた。 まず、今回の展示物を所蔵しているお寺の配置図とその解説が面白かった。東海道沿いに建っていたり、あるいは三河国…

『生頼範義展』感想

生頼氏の住むという宮崎市で何度か展覧会が開催されるたび、「観たいけど、遠いから行けないなぁ」と羨ましく思っていた。今回、待望の本州での開催となり、上京できる機会に観に行った。 まず驚かされたのは、絵の具の発色の鮮やかさ。アナログの絵画だけど…

『澁澤龍彦 ドラコニアの地平展』感想

初めて読んだ澁澤龍彦の本は『黒魔術の手帳』だったと思う。僕はそれほど熱心な読者ではないが、西洋の不思議な文化の紹介者であり、独自の美意識で集められた奇妙な美術品やオブジェに囲まれて暮らした澁澤龍彦は、昔からとても気になる人物だ。彼にまつわ…

『タイ ~仏の国の輝き~展』感想

「タイの仏像」と聞くと、ほっそりした素朴な造形が思い浮かぶ。僕はどちらかと言うと、腕がたくさん生えていたり、不思議な衣装をまとった奇抜な像が好きなので、今回は「絶対に観たい!」というほどではなかった。ただ、コミケ上京で暇な時間があったのと…

『ベルギー 奇想の系譜展』感想

PVが楽しげで、怪奇趣味の絵画も面白そうだったので観に行った。 会場は3つのエリアに分かれていて、「第1章 15~17世紀のフランドル美術」がいちばん奇妙で面白かった。フランドル地方のことをフランス語で「フランドル」、英語で「フランダース」という…

『アートたけし展』感想

北野武の映画は好きだけど、彼の絵画には興味がないので、「もしかしたら映像関係の展示物もあるのかな?」ぐらいの気持ちで観に行った。会場が近かったし。結論から言えば、映画関係の展示はヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞、銀獅子賞のトロフィーぐらい…